「アイツ」対策

2015年11月24日 日常
「アイツ」対策
可能なら、遭わずに過ごしたい。
でも、ヤツらは時として我々に牙を剥く。

その身のこなしは韋駄天のように速い。
スニーキング能力はあの某蛇をも上回るとも。
おまけにやわな攻撃では死なないタフさ。

もし、我々がヤツらに遭遇してしまった場合、
何としても倒さねばならない。地球を守るために。
そのためには手段を選ばない。情けなんてものは必要無い。
ただ、ただヤツら倒すことだけを考えれば良い。

そこで私は、今までの戦法を見直し、新しい戦力を加えることにした。
順を追って紹介したいと思う。


①旧式設置型トラップ
その人生を戦いに捧げ、戦闘における知識と経験は他の追随を許さない。
老軍師のようなベテラン感溢れる兵装で、個人的な付き合いも長い。

仕掛けは単純、ヤツらの好むニオイを使っておびき寄せたところを、
強粘着のフィールドでがんじらめにして動きを封じるのみ。

派手さには欠けるが、時間を掛けることで確実に獲物を捕えることが可能。
豊富な実績データがいまだ存在感を後押ししている。


②設置型トラップ改
老軍師の下で鍛練を重ね、その知識・技術を継承すると共に、
新たな戦法を生み出した、①の弟子のような存在の兵装。

ニオイを使っておびき寄せる点は同じだが、特筆すべきはその形状。
①は効果はあるものの、場所を喰ってしまい、狭い場所への設置が
困難と言う欠点を抱えていた。

この兵装は自身の大きさを極限までシェイプアップし、
狭い位置への設置を可能としたもの。
更にこの兵装は、一度獲物を仕留めると、その仲間をもまるごと
仕留めるという効果を併せ持っている。

その小さいながらも、残忍とも取れる性能は仲間からも恐れられ、
「黒い悪魔」の異名を持つ。


③GサンダーZ
対象を遠方からスナイプして仕留めるタイプの兵装は数多く存在するが、
ただひたすらに「対象の息の根を瞬時に止める」ことを追求した狂気の兵装。

訓練において、対象を撃ち抜いてから絶命までの平均時間がおよそ
1~1.5秒という驚異的な結果を叩きだしており、即実戦投入が期待されている。

しかし、あまりに高い能力を持つが故、上層部が使用許可を躊躇していると
いうこともあり、いまだ実戦で使用された事は無い。

仮に実戦で使用されれば、圧倒的な戦力で我々に勝利をもたらすだろう。


これだけを見れば、ヤツらを倒すことはそう難しく無いと感じられる。
しかし忘れてはならない。ヤツらはそのような心の隙を付いて我々に
襲いかかってくることを。そして来るべきその日のために、日頃の鍛練を
怠ってはならない。






…さ、寝るか(((((

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